超漢字ウェブサーバと超漢字ウェブコンバータの
違いと使い分け

サーバ機能の有無

「超漢字ウェブサーバ」と「超漢字ウェブコンバータ」は、HTTP サーバの機能を内蔵しているかしていないか、という違いがあります。

超漢字ウェブサーバ

HTTP サーバの機能を内蔵しています。

そのため、別に HTTP サーバを用意したり、HTML 文書を格納するディスクスペースを用意したりする必要がありません。ただし、超漢字ウェブサーバを含めたハードウェアやネットワークの保守や維持管理は、ユーザ自身が行う必要があります。また、HTTP サーバとして、常時稼働し大量の接続要求を処理するため、「超漢字ウェブサーバ」を稼働させるマシン自体には、信頼性のある、ある程度の処理速度を持ったマシンが要求されます。

超漢字ウェブコンバータ

HTTP サーバの機能を内蔵していません。

実身/仮身の情報を公開するには、別途 HTTP サーバを用意したり、プロバイダが提供するウェブページサービスに加入する必要があります。ただし、ネットワークの保守や維持管理は、プロバイダ側が行うため、ユーザはコンテンツの作成に集中することができます。

変換のタイミングの違い

「超漢字ウェブサーバ」も「超漢字ウェブコンバータ」も、超漢字で作成された実身/仮身の情報を HTML に変換します。ただし、変換されるタイミングはそれぞれ異なります。

超漢字ウェブサーバ

ブラウザからページの取得要求がきたときに、はじめて HTML に変換します。そのため、実身/仮身の情報を更新しても、特に更新の操作の必要はなく、いつでも最新の実身/仮身の情報をリアルタイムに提示できます。

超漢字ウェブコンバータ

あらかじめ、実身/仮身の内容を、一括して HTML に変換します。そのため、実身/仮身の情報を更新したときは、再度 HTML 変換を実行して、更新された HTML 文書をサーバに転送しなおす必要があります。

使い分けの例

「超漢字ウェブサーバ」と「超漢字ウェブコンバータ」の具体的な使いわけの例は、次のようになります。

オフィスや学校などの小規模なネットワーク(イントラネット)において、情報共有を行いたい
このように、接続要求数が比較的少なく、コンテンツの即時性が優先されるケースでは、「超漢字ウェブサーバ」が有効です。
すでにサーバを運用している
既存のサーバがあり、ネットワークに関する維持管理も自分で対処できるというケースでは、「超漢字ウェブサーバ」が有効です。
すでにウェブページ用のスペースがある
外部にウェブページ用のスペースをお持ちのケースでは、「超漢字ウェブコンバータ」が有効です。
大規模な接続要求が予想される
超漢字で作成されたコンテンツを公開した際に、一度に大規模な接続が予想される場合には、外部のウェブページ用ホスティングサービスなどと契約し、そのホストのウェブページ用スペースに、「超漢字ウェブコンバータ」で変換した結果を転送するのが有効です。

違いのまとめ

超漢字ウェブサーバ 超漢字ウェブコンバータ
HTMLへの変換タイミング ページ閲覧時に自動変換 あらかじめ一括変換
HTTPサーバ機能 あり なし
FTP転送機能 なし あり
更新の即時性 リアルタイムに更新 再変換、再転送が必要
ハードウェアへの負荷 大きい 小さい

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