TOMPA
(トンパ)って
なに?

中国雲南省に住んでいるナシ(納西)族のあいだで、なんと約1000年も前から使われ続けている、世界でたったひとつの生きている象形文字。それが「トンパ(東巴)文字」なんだ。

「トンパ」というのは、ナシ族の中の、祭司とか歴史を記録する書記官にあたる人たちのことで、結婚式やお葬式、病気の時のおはらい、占いなどの場面で活躍しているんだよ。
このトンパが、村の人々に神話や説話を話して聞かせるために、トンパ文字でその物語の内容を書き記しておいたんだって。

象形文字っていうと、エジプトのヒエログリフとか、漢字のもとになった甲骨文字が有名だけど、トンパ文字はより絵文字に近いから、一目見ただけで、文字の意味を推測できるのが魅力なんだよ。

戀 トップページに戻る
(C) 2001 PMC