第16回 超漢字Vのアプリケーションと「実身(じっしん)/仮身(かしん)」

超漢字Vの機能は文字検索や電子辞書だけではありません。超漢字はOSですので、この上でワープロソフトや図形編集ソフト、表計算やデータベース、ブラウザやメールソフトなど、多くの有用なアプリケーションが動いています。

WindowsにもWordやExcelなどのアプリケーションはありますが、超漢字Vのアプリケーションは、機能がシンプルで使いやすい、多漢字に対応している、他の文書へのリンク(仮身)が貼り込めるといった特長があります。

超漢字Vには、超漢字Vに含まれるソフトウェアで示したソフトウェアが標準装備されています。

このうち、他の文書へのリンク(仮身)を自由自在に扱えるハイパーリンク型の情報管理機能は、「実身/仮身」と呼ばれ、インターネットの普及前からTRONが備えていたユニークな機能です。

たとえば、超漢字Vには“マイクロカード”と呼ばれるカード型のデータベースを搭載していますが、マイクロカードでは、カード内のデータとして、数字や文字のほかに他の文書へのリンク(仮身)を入れることができます。マイクロカードと実身/仮身機能との組み合わせにより、数字や文字だけではなく、ファイルを整理してデータベース化することもできるわけです。

リンク(仮身)を含むマイクロカードの画面例を図1に示します。図1では、左下の「項目別データベース」のウィンドウ内の1番目の行、「写真など」と書かれた項目の右側に、「扇形キー配列モデル」と書かれた短冊状の図形が入っています。この短冊状の図形(短冊状の図形)がBTRONの「仮身」です。仮身は、「扇形キー配列モデル」の写真を入れたファイルへのリンクになっており、そのファイルの中身を開いたものが右側の写真のウィンドウです。

仮身の使えるカード型データベース

図1 仮身の使えるカード型データベース

 

実身/仮身の機能は、ちょっとした工夫次第で、いろいろな応用に役立てることができます。ぜひ、超漢字Vを使って実身/仮身の世界を体験してみてください。

また、「実身/仮身」を使ったハイパーリンク型の情報管理システムは、インターネットのリンク機能との相性がよく、「超漢字ウェブコンバータ」(別売)を使えば、超漢字Vの中に作成された多漢字やハイパーリンクを含むコンテンツを、そのままホームページ(ウェブサイト)として情報発信できます。超漢字V は、Windows用のホームページ作成ソフトとしても役立つのです。

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