データを利用する条件

Windowsの表計算ソフトウェア等で作成したデータを基本表計算で利用することができます。

Windowsの表計算ソフトウェア等で作成したデータをタブ区切りファイルに変換し、それを共有フォルダ参照小物またはファイル変換小物を使って超漢字Vに持ってくることで、そのデータを基本表計算で利用できるようになります。したがって、超漢字Vでデータを利用するためには、Windowsの表計算ソフトウェア等がタブ区切りファイルを作成できることが必要です。

■タブ区切りファイル

タブ区切りファイルは、列の区切りにタブ(タブ)、行の区切りに改段落(改段落)を使用して、各セルの値を区切ったテキストファイルです。セルの値は、左から右、そして上から下の順に並びます。

タブ区切りファイルの例

◆タブ区切りファイルには、文字の大きさや下線などの文字修飾、そろえや表示形式などの書式、罫線などの情報は含まれません。したがって、Windowsの表計算ソフトウェア等からデータを変換して使用する場合には、数値や文字のデータだけが利用できます。そのほかの情報は変換することはできません。

∇タブ区切りファイルの詳細

タブ区切りファイルには、文字データ、数値データ(論理値を含む)、計算式の3つの情報を含めることができます。

†エラー値や仮身も含めることができますが、多くの場合Windowsの表計算ソフトウェア等とのデータ交換には利用できません。

各セルのデータは次の形式で表します。

【各セルのデータ】::=【値】|【値】=《式》

【値】::=《空》|《数値》|《文字列》|"《文字列》"

文字データに " および \ を含める場合は、"《文字列》"の形式を用いて、\ を前に置きます。

(例)
" を文字列に含める場合 "\""
\ を文字列に含める場合 "\\"

《空》:データがないことを示します。

《数値》:数値データを文字列で表したものです。固定小数点形式、または浮動小数点形式のいずれかで表します。

《文字列》:文字データを表します。《数値》と認識できなかったものが、文字列として扱われます。一方、"《文字列》"は、必ず文字列として扱われます。

《式》:計算式を文字列で表したものです。

式を含むタブ区切りファイルの例

■計算式の利用

Windowsの表計算ソフトウェア等で作成した表の計算式は、多くの場合そのままでは超漢字Vでは利用できません。

計算式の書式は、各表計算ソフトウェアで異なっている場合がほとんどですので、超漢字Vに計算式を持ってくるためには、基本表計算の式の書式に書き変える必要があります。これを行うには、基本文章編集等で手作業で書き変えるか、超漢字Vにはデータだけを持ってきて、計算式は新たに基本表計算上で入力する必要があります。

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