TADで記述されたHTML文書

基本ブラウザではTADで記述されたHTML文書を読み込み、表示させる事ができます。このTADで記述されたHTML文書のことをTAD-HTML文書とよびます。

†いわゆるローカルディスクにあるHTML文書を表示できる機能です。

TAD-HTML文書は基本文章編集で直接作成します

また、基本ブラウザの[保存]メニューの[新しい実身へ]から保存形式にHTML(ソースのまま)またはHTML(画像も保存)を指定して保存することでも作成されます。

TAD-HTML文書は通常のHTML文書に加えて以下の拡張がされています。

∇URLのかわりに仮身を記述できます

URLのかわりに仮身を置けます。例えばハイパーリンク(<A>タグ)のHREF属性や、IMGタグのSRC属性に直接仮身を記述できます。

ハイパーリンクのHREF属性に使用された場合は、仮身の指す実身が基本ブラウザ実身の場合、その基本ブラウザ実身の指すURLのデータ、TAD-HTML文書の場合はTAD-HTML文書の内容を指します。

IMGタグのSRC属性に使用された場合は、その仮身の指す実身のTADデータのうち最初の画像データを指します。

∇テキスト形式TRONコードが使えます

テキスト形式TRONコードとは、&Txxyyyy; という形式で対応するTRONコード一文字を表す形式です。xxyyyyの部分は以下のような意味になります。

xx:を表します(16進数2桁)。

yyyy:その面における文字コードを表します(16進数4桁)。

この方法により、多漢字を含むWebページを作成することができます。[文字コード]メニューの[&T形式を解釈]がON(ONマーク)のとき、対応する文字は全角の文字として表示されます。この方法で作成したWebページは、基本ブラウザ以外のブラウザでは正しく表示されません。また、基本ブラウザでも、[文字コード]メニューの[&T形式を解釈]がOFF(OFFマーク)のときは正しく表示されません。

フォームのテキストボックス、テキストエリアに対して多漢字を含むTRONコードを入力すると、サーバへ送信する時点で、多漢字部分はテキスト形式TRONコードに変換されます。なお、フォーム送信時のテキスト形式TRONコードへの変換の機能自体をやめることはできません。

∇注意すること

◆TAD-HTMLでは文字列と仮身以外のデータ(指定付せんや画像データ)は無視されます。

◆TAD-HTMLでは文字列はJIS第1水準・第2水準のみが使えます。それ以外の文字を使う場合は、テキスト形式TRONコードを使って表現します。

◆TAD-HTML文書を表示するには、その文書の入った仮身を基本ブラウザのメインウィンドウにドラッグするか、その文書に基本ブラウザの実行機能付せんを貼り付けて、基本ブラウザで開きます。

◆TAD-HTML文書を表示している状態で、「新規ブックマーク」をドラッグして仮身を生成した場合は、表示しているTAD-HTML文書実身への仮身が生成されます(ブラウザ実身は作成されません)。

◆TAD-HTML文書を表示している状態では、URLボックスには実身名を表示します(例 x-vobj://ブラウザ用紙)。このとき、現在表示しているTAD-HTML文書実身の実身名が変更されても、URLボックスの表示は変化しません。

◆URLボックスに直接'x-vobj'プロトコルを使ったURL(例 x-vobj://ブラウザ用紙)を指定しても、対応するTAD-HTML文書を読み込むことはできません(エラーになります)。

◆URLにTAD-HTML文書の仮身が記述してあるハイパーリンクに対して、そのハイパーリンクをドラッグして、リンク先のURLを開けるブラウザ用紙を作る操作を行なうと、直接そのTAD-HTML文書の仮身を生成します(そのリンク先を開くブラウザ実身は作成されません)。

◆基本ブラウザは、URLへアクセスするか、TAD-HTML文書の内容を表示するかを、起動時に以下の方法で決定します。

1) TAD主レコードをオープンし、最初の文章開始セグメント以降の文字列を調べ、それが'http://'で始まる場合には、それをURLとみなしてHTTPサーバに接続します。

2) 'http://'で始まらない場合は、その内容をTAD-HTML文書と見なして表示します。

3) TAD主レコードが無い場合は、31番レコードを探し、画像データと見なせればインライン画像として表示します。画像データでないと判断した場合は、プレーンテキストとして表示します。

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